鍼灸

【施術方法】 鍼灸

問診

体の状態についてはもちろん、治療への不安や質問などもゆっくりとお話をしましょう。初回は特に詳しく伺いますので、時間に余裕をもってお越し下さい。

舌診

ベッドに仰向けに寝て頂きます。舌を出して貰い、舌の形・色・苔の状態を診ます。
治療前は、舌の色が変化してしまうコーヒー・カレー・着色料を含む飲食物などの摂取、 歯磨き時に苔を洗い取ってしまう事は避けて下さい。

脈診

仰向けに寝た状態のまま、患者さんの両手首に施術者の指を当て1分程度脈を診ます。まったく痛みなどはありませんので、リラックスして目を閉じていて下さい。

問診・舌診・脈診から何が分かるのか?
  • 病変部位の深さ
  • 体の寒熱の状態
  • 気血水の過不足と流れ方
  • 不調原因の性質
  • 五臓の変動

患者さんの状態・不調原因が分かればあとは簡単!
おのずと治療方法は決定します。
症状が同じでも原因が違えば治療方法は異なります。患者さんお一人お一人の状態に合わせたオーダーメイドの治療を行います。

▼ 例えば頭痛の場合

  • 体を温める機能が低下して起こる冷えが原因であれば、
    その機能を高め体を温める。
  • ストレスからくる気の停滞が原因であれば、気の停滞を解消する。
  • 臓腑の機能低下が原因であれば、その臓腑の機能を高める。

体の不調原因を取り除けば、自然と頭痛は治まります。これが根本治療です。
併せて痛みに対して処置を行います。これが局所治療です。
体全体の調子を整える根本治療を中心に、局所治療を併せて行います。

▼ 治療

  • 治療着に着替えて頂きます。下着は付けたままで結構です。
  • ベッドに仰向けとうつ伏せに寝た状態で、体の前面と後面に施術します。
  • 患者さんの体の状態とご要望により、鍼灸・マッサージ・吸い玉を併用します。
  • 鍼は、滅菌された使い捨ての日本製鍼を使用します。一回使い捨てのため感染の心配は一切ありません。
  • お灸は、熱くなる前に処置します。皮膚に痕は残りません。
  • 初回の治療に用いる鍼の本数や刺激の量は、無理のない軽めから行います。
  • 治療中、気になる事・不安・質問などありましたらお気軽におたずね下さい。